令和5年10月20日(金)に開催された文化庁文化審議会(佐藤信 会長)は、文部科学大臣に対して、当市の「菊池氏遺跡」を新規に国指定史跡名勝天然記念物に指定することを答申しました。今後の官報告示をもって、国史跡指定に正式に決定いたします。  菊池氏は菊池を本拠地として、中世肥後国で活躍をした武士団です。蒙古襲来時や南北朝動乱期における活躍は 『蒙古襲来絵詞』や『太平記』にも語られています。  「菊池氏遺跡」 は、その菊池氏が最初に居を構えたとされる北宮館跡(菊之城跡)と、河川の護岸施設がみつかった菊之池B遺跡、北宮阿蘇神社から成ります。菊池氏の中世の館周辺の具体像を示す遺跡群であり、中世武士団の領域経営の在り方を知ることができる貴重な遺跡であることが評価されました。また深川・北宮地区を本拠地とする菊池氏は、その後隈府周辺に本拠地を移したと考えられ、肥後国最有力武士団から肥後国守護へと成長する過程を示すことも評価されました。  菊池市における国指定史跡は鞠智城跡に次いで2件目です。  今後は遺跡を大事に保存するとともに、活用を図ってまいりたいと考えています。 【お問い合わせ先】 菊池市教育委員会生涯学習課:電話0968-25-7232
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By オールクマモト 編集室

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